水なし・平版印刷
株式会社ムーブでは、水なし・平版印刷も行っています。通常のオフセット印刷(水あり印刷)に比べ、有害物質の使用量や排出量が圧倒的に少ないだけでなく、印刷物の品質・生産性も向上。環境保全が求められる現代にふさわしい印刷方式として、普及が進んでいます。
水なし印刷とは
水なし印刷とは、「湿し水」の代わりに「シリコンゴム」を使用し、環境に配慮した印刷方式です。
通常オフセット印刷(水あり印刷)
通常のオフセット印刷は、水と油(インキ)が反発し合う性質を利用しています。その際に使用する湿し水にはIPA(イソプロピルアルコール)やH液が混入されており、湿し水や版作成工程の廃液(現像液・定着液)は廃液処理業者に渡し処理しなければなりません。
水なし印刷
湿し水の代わりにシリコン層がインキを弾く役割を果たす水なし印刷は、湿し水を一切使用しません。また、刷版工程においても有害な廃液が出ない“水現像方式”により、廃液を通常の下水として流すことが可能です。
水なし印刷のメリット
高品質
インキが水でにじまず、文字や網点をくっきりと再現し高精細で美しい印刷を実現します。
表面の凹凸が大きい上質紙やマット紙、和紙にも高精細な印刷が可能です。
生産性向上
湿し水を使用しないことにより印刷の準備時間が短縮され、短納期に対応できます。
また湿し水の調整も不要なので、刷り出しから最後の1枚まで安定した刷り上がりです。
株式会社ムーブは、日本WPA会員企業です
WPA(Waterless Printing Association水なし印刷協会)とは、1993年にアメリカで結成された非営利団体。日本WPA会員である当社が刷り上げる水なし印刷での印刷物には、左記の公式マークを入れることができます。
水なし平版印刷事例
SOYインキや再生紙と同じく、水なし平版印刷で会社案内やパンフレットを刷ることにより、環境対応型の企業や行政としてのイメージ構築を図ることが可能です。
金融機関のパンフレット、商品タグ、ブランドパッケージなど |