植物油インキ・再生紙
株式会社ムーブでは、環境への取り組みの一環として植物油インキと再生紙を利用した印刷依頼に対応しています。また、当社からも植物油インキ・再生紙の使用をお客様におすすめすることで、地球環境の保護を常に意識した印刷業務を推し進めています。
植物油インキ
現在、日本では1990年代半ばから環境対応型インキとして大豆油インキが普及し始め、多くの印刷物で使用されるようになりました。 しかし、昨今の地球温暖化に伴う異常気象等の影響による穀物凶作や、化石燃料に代わるバイオ燃料の需要拡大により、大豆などの穀物価格が高騰しました。 そのため、大豆に限定しない非食用とされる他の植物を原料としたインキとして制定されたのが、植物油インキです。
植物油インキマーク
2008年12月、印刷インキ工業連合会において植物油インキの定義および使用基準が定められ、2009年2月より植物油インキ製品へのマーク表示が開始されました。
株式会社ムーブは、当社で植物油インキを使用したオフセット印刷物には「植物油インキマーク」の表示が可能な印刷会社です。
植物油インキの特徴
- 大気汚染の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の大気への排出を削減できます。
- 紙とインキが分離しやすいため、再生に適しています。
- 生分解性に優れ、廃棄処分した場合もすみやかに土中分解がされます。
- 従来インキに比べ、石油資源の消費を抑制できます。
- 従来インキより脱墨性に優れ、再生した場合、明度の高い再生紙ができます。
再生紙
再生紙とは、原料に古紙パルプを配合した紙・板紙の総称です。
また、製造工程において無塩素漂白したエコパルプ等、環境を配慮した印刷用紙も含まれます。
株式会社ムーブでは、印刷会社としてできる地球環境の保護活動として、植物油インキ・再生紙を利用した印刷を数多く手掛けています。