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印刷・DTP用語集 あ・か行

あ行

アタリ(あたり)
写真や図版、本文や見出しなどの位置のこと。また、それを指定した線「アタリケイ」の略であることも。
網点(あみてん)
凸版、オフセット印刷で階調原稿を再現する場合に使用される。濃淡は点の大きさによって表わす。
イメージセッター(image setter)
ページレイアウトソフトなどで作成したデータから、製版のためのフィルムや印画紙を出力する装置。通常、PostScript RIPが接続されており、ラスタライズされたイメージデータを1,200〜4,000dpi程度の高い解像度で出力する。CTPの普及にともない、現在は減少傾向である。
色校正(いろこうせい)
色指定した部分が間違いなく刷り上がっているかを確認する作業。またはそのための校正刷り。
色の3原色(いろのさんげんしょく)
シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)のこと。
理論的にはこの3色の混合比によってあらゆる色の表現が可能であると言われている。ただし、印刷のインクとしては、C、M、Yの3色だけでは完全な黒を表現できず、実際には黒のインクを加える必要がある。この3色を混ぜて色を表現することを減色混合という。
また、色の3原色は光の3原色と補色関係にある。
色の3属性(いろのさんぞくせい)
色を構成する属性である色相、彩度、明度のこと。色相は色合い、彩度は鮮やかさ、明度は明るさの違いを表わす。
色指定(いろしてい)
多色印刷の場合に文字や図版などの色を指定すること。インキの基準色の濃度で指定する場合と、実際の色見本をつけて指定する場合がある。
色分解(いろぶんかい)
原稿から色の成分を取り出すこと。2色以上のカラー印刷では、インキの色の数だけ製版用のフィルムを作る。このために、カラーのイラストや写真のポジを、シアン(C)マゼンタ(M)イエロー(Y)ブラック(K)の4色、あるいは特色ごとに分けること。
薄色(うすいろ)
淡色とも言う。通常の4色印刷では再現しにくい色調を表す。補色として良く使われ、品質を高める目的などがある。
内校(うちこう)
内校正の略で、内校(ないこう)とも言う。印刷所で、発注者に校正紙を提出する前に、所内で校正すること。
エンボス(えんぼす)
浮き彫りのように表面に凸凹をつけ、浮き上がらせる加工。
凹版印刷(おうはんいんさつ)
銅板に手描きの凹版の歴史は15世紀にまでさかのぼる。19世紀に英国のタルボットらにより発明された、写真製版を利用したグラビア印刷が凹版方式の主流といえる。版面全体にインキを付けドクターにより非画線部のインキをこそげ取ると、くぼんだ画線部にだけインキが残る。グラビア印刷が代表的で、インキは印刷後すぐに乾燥するので大量部数のカラー雑誌や、お菓子や食品などの軟包装カラー印刷に幅広く使われている。
凹版の原点、エッチングは銅板に腐食液に耐えるグランド液を塗り、ニードル(針)で描画し、腐食液で描画部分を腐食させてグランドを除去、インキを詰め非画線部のインキを拭き取り、湿らせた紙に印刷する。写真製版によるグラビアは濃淡を網点の深さとサイズで表現するので、明部は小さく浅い点、暗部は大きく深い点となる。
オフセット印刷(おふせっといんさつ)
版に凹凸のない平版のひとつで、現在の印刷方式の主流を占める。版に付けたインキをいったん版からゴムシートに移し(オフ)、さらにそれを紙などに転写(セット)する印刷方式から、オフセット印刷と呼ばれる。
折り込み(おりこみ)
本の寸法より大きい別紙を作り、それを折り込んで本の寸法より小さくし、ページの間に綴じ込んだもの。
折丁(おりちょう)
ページものの印刷物の場合、8ページ、16ページ、32ページなどの単位でまとめて印刷される。この単位を折といい、実際に折ったときにページが順番通りに並ぶように配置されている。この折った状態のことを折丁という。
オンデマンド印刷(おんでまんどいんさつ)
コンピューターの情報を元に直接印刷をする方式で、特に少部数を印刷するのに向いている。従来のオフセット印刷に比べて刷版の製作という工程が不要で、必要なものを必要な時に必要な数だけ印刷することが可能。
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か行

解像度(かいぞうど)
画像やプリンターなどのきめ細かさを表わす指標で、dpi(またはppi)という単位で表される。dpiは1インチ当たりにいくつの点(ドット)があるかを表すもので、この値が大きいほど精細な画像を表現することができる。ただし、画像データの品質を決めるのは最終的には全体のドット(ピクセル)の数であり、いくら解像度が高くても、画像のサイズが小さければドットの数も少なく、用途的には限定されてしまう。この画像のサイズを変更して大きく扱おうとしても、ドットの数は一定なので、解像度は逆に下がることになる。
階調(かいちょう)
画像の濃淡変化のことで、グラデーションともいう。
かけ合わせ(かけあわせ)
カラー印刷において、2色以上のインクを刷り重ねて色を表現すること。
活字(かつじ)
活版印刷に使われる文字のこと。角棒状の金属の先に、凸型の文字を作り印刷する。
活版印刷(かっぱんいんさつ)
凸版印刷の一種で、活字を使って行う印刷のこと。
紙焼き(かみやき)
写植文字や写真などをフィルムから印画紙に焼き付けたもの。
カラーキャリブレーション(color calibration)
モニターやプリンター、スキャナーといった入出力機器の状態は時間経過とともに変化するため、一定の色再現を保つことが難しい。カラーキャリブレーションとは、こうした入出力機器の色再現を、正しい状態に補正する作業のことをいう。たとえば、モニターのキャリブレーションでは、ガンマ、白黒点、カラーバランスの調整を行い、プリンターではCMYKそれぞれの濃度調整を行なう。
カラ−スキャナー(からーすきゃなー)
カラー原稿を分解し、4色分のフィルムを作成する機械。
カラーチャート(からーちゃーと)
代表的な色を、色の3属性(色相・彩度・明度)に応じて配置し、標準的な紙に印刷した色見本。
カラーマネージメント(color management)
スキャナーとモニター、プリンター、印刷など異なるデバイス間にあっても、可能な限り同じ色味を得るための総合的な技術および環境をいう。共通の色空間(たとえばCIE Labなど)を想定し、各デバイスの色空間を定義したプロファイルを用意することで、条件が変わっても、スムーズにカラーマッチングが行えるようになる。単なるマッチングではなく、総合的な共通の色空間を使ったカラー管理という意味で、カラーマネージメントと呼ばれる。
カンプ(かんぷ)
Comprehensive Layoutの略。仕上がりを見せるための印刷物の制作見本。プレゼンテーション用の資料。
キャプション(きゃぷしょん)
本文や写真、図版につける説明文。頭注、脚注、傍注、割注、後注などがある。
級数・Q数(きゅうすう)
文字の大きさの単位。1級は1/4mm(0.25mm)。
行間(ぎょうかん)
行と行の間のこと。写真植字の場合、歯送り数で行送りを指定する。活版印刷の文字の場合は、活字の間に入れる号数やポイント数で指定する。
禁則(きんそく)
文字を組んだ時に、文章を読みやすく、見た目も美しくするためのルールの一つ。行頭禁則、行末禁則、分割禁則などがある。
グラビア印刷(ぐらびあいんさつ)
凹版印刷の一種で、版の凹部にインキをためて行う印刷方法。色調の再現性が高く、写真や美術書などの印刷に使われる。
罫・ケイ(けい)
線の総称。細罫(おもて罫)、中罫(なか罫)、太罫(うら罫)などの太さがあり、その形状も様々な種類がある。
化粧裁ち(けしょうたち)
製本後、最後に仕上がり寸法に断裁すること。
下版(げはん)
校了になった台を製版し、フィルムやデータを印刷工程に送ること。
号数(ごうすう)
活字の大きさを表す単位。大きい方から順に、初号・1号・2号〜9号となっている。
校正(こうせい)
写真植字に間違いがないか、製版は指定どおりに行われているかなどをチェックする作業。
校正刷り(こうせいずり)
実際の印刷を始める前に、校正を行うために内容を試し印刷したもの。これに使用する印刷機を「校正機」という。最初の校正刷りのことを「初校」といい、校正を行って修正をかけた二度目の校正刷りを「再校」、その後「三校」「四校」と続いていく。
孔版印刷(こうはんいんさつ)
古くは謄写版が孔版印刷の原点である。スクリーン印刷が代表的で、100〜300メッシュのナイロンや金属糸で編まれたスクリーンを枠に固定し、非画線部に当たるスクリーンを何らかの方法で覆うのが基本。カッティング法では絵柄部分を切り抜いた型紙を張り、写真製版法では紫外線で硬化する感光液を塗布後、ポジを焼きつけ水で洗い出す。ポジの焼きつけで非画線部は光硬化し、未感光の画線部だけが水に溶けてスクリーンの目が開く。スキージにより画線部のスクリーンの目からインキがにじみ出し印刷できる。型紙や感光液で覆われている部分からはインキが出ないようになる。被印刷体を選ばず、紙、金属、フィルム、電子部品の配線など幅広い印刷ができるのが特徴の印刷方式。
校了(こうりょう)
校正が終わり、本刷ができる状態になること。その時の校正刷りは「校了紙」という。
誤植(ごしょく)
活版印刷、写真植字で間違って植字された文字。
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