な・は行
な行
- 中綴じ(なかとじ)
- 印刷物を重ねて真ん中を針金か糸で綴じ、二つ折りにして仕上げる製本形式。比較的ページ数の少ない雑誌などに用いる。
- 投げ込み(なげこみ)
- 価格表やチラシなど、綴じずにページの間に挟み込む印刷物。
- 並製本(なみせいほん)
- 表紙で中身をくるみ、仕上げる製本形式。仮製本(かりせいほん)とも言う。一般的に無線綴じが多い。
- 入稿(にゅうこう)
- 文字や写真などの原稿(データ)を印刷所に渡すこと。
- ヌキ(ぬき)
- 文字や飾りケイ、線画などを白く抜くことを「白ヌキ」、色をつける場合は「色ヌキ」という。
- 抜き念(ぬきねん)
- 校正紙で直しの多い部分だけを抜き出して校正刷りをし、正しく直されたかどうか念校をすること。また、その校正刷りのことを指すこともある。
- ネーム(ねーむ)
- キャプションなどの本文以外の文章。本文を含む印刷されるすべての文字を指すこともある。
- 念校(ねんこう)
- 校了、責了になる前に念のため行う校正、またはその校正紙のこと。
- 濃度(のうど)
- 画像が光を吸収する度合いを表す量。
- ノセ(のせ)
- 写真や平網、ベタ刷り部分に文字や記号、飾りケイ、線画などを刷り重ねること。
- ノンブル(のんぶる)
- ドイツ語で「番号」を表わす言葉で、ページ数を表わす番号のこと。
は行
- ハイライト(はいらいと)
- 写真やイラストの中の明るい部分を指す。
- 箔(はく)
- 金、銀、銅などの金属や顔料、染料に接着剤を混ぜて薄く延ばしたもので、箔押しに使われる。
- 箔押し(はくおし)
- 箔を加熱した版を使って紙などに圧着させて加工すること。表紙のタイトルなどによく使われる。
- 柱(はしら)
- ページものの印刷物(書籍、雑誌など)で、ページの上下の余白部分に印刷される書籍名、章節などの見出し、月号といった情報を入れる。
- はめ込み(はめこみ)
- 写真や模様の中に、他の写真や模様を入れること。
- 判型(はんけい)
- 用紙や印刷物の大きさ、寸法の比率のこと。A判、B判、四六判、ワイド(AB)判など。
- 版下(はんした)
- 製版用に写真、文字、図表やイラストなどをレイアウトした原稿。もしくは、台紙にトンボ、写植文字、アタリケイなどを入れて、すぐに製版にかかれる状態にした原稿。
- 版面(はんづら)
- 印刷される範囲全体、もしくは印刷物の文章が組み込まれる部分のこと。はんめんとも言う。
- 反転(はんてん)
- 写真や写植などの画像の向きを逆転させたり、ネガ画像をポジに、ポジ画像をネガにすること。
- 光の3原色(ひかりのさんげんしょく)
- すべての色のもとになる光の中の3色。レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)で、これらを混ぜ合わせて色の表現をすることを加色混合と言う。
- 左開き(ひだりびらき)
- 文字を横組みにした本で、のどが左側にくるもの。表紙に対して左側を綴じることから左綴じともいう。
- 標準光源(ひょうじゅんこうげん)
- 日本印刷学会が定める、印刷物や写真などを判定する色温度。色温度が低くなると赤みがかかり、高くなると青みがかかる。
- 平網・平アミ(ひらあみ)
- 濃度が均一な網点パターンで、グラデーション網と区別するためこう呼ぶ。また、仕上がった印刷物の平網をかけた部分についても、平網ということが多い。
- フォント(ふぉんと)
- 一般的には文字の形(字体)を意味するが、活字の一揃えを指す場合もある。明朝・ゴシックといった「書体」とは異なる。
- 複版(ふくはん)
- 多面付けで刷版を焼き付けるために、ある製版フィルムから作った同じフィルムのこと。切り貼りした製版フィルムを1枚の原版にするためにも使う。
- フラットベットスキャナ(ふらっとべっとすきゃな)
- 原稿を平面に固定して読み取るスキャナ。他にドラム型スキャナがある。
- プリプレス(pre-press)
- 印刷(press)の前工程全般のこと。具体的には組版、製版、刷版といった作業だが、さらにその前の企画やデザイン、編集段階まで含める考え方もある。DTP環境の進化に伴ってこの工程もデジタル化が進んでおり、現在では「デジタルプリプレス」と呼ばれるワークフローが一般化している。
また、DTPという言葉自体、DeskTopPublishingではなくDeskTop Prepressの意味で使われることもある。
- フレキソ印刷(ふれきそいんさつ)
- 弾性物質(ゴムや樹脂など)からなる版と液状インキを用いる凸版印刷方式。ダンボールやプラスチックフィルムなどの印刷に使われる。
- プロセスインキ(ぷろせすいんき)
- 通常のオフセット印刷で4色カラーを表現するのに使用する、シアン(C)マゼンタ(M)イエロー(Y)ブラック(K) 基準4色インキのこと。この4色をかけ合わせることで、ほとんどの色を再現できる。
- 平版(へいばん)
- 通常、オフセット印刷のことを指して言う。3版式の一つで版に凹凸がなく、水と油の反発しあう性質を利用したもの。
- 平版印刷(へいばんいんさつ)
- 画像部分と非画像部分がほぼ同一平面上に形成されている印刷版を用い、画像部に印刷インキを付けて被印刷物に転移させる印刷方式。
- ページ割り(ぺーじわり)
- 掲載する記事や内容によって、頁数やどの位置に入れるかを決めること。
- ベタ(べた)
- インキで紙を100%覆った状態。網点100%。
- ベタ濃度(べたのうど)
- 印刷時のインキの最高濃度。インキのベタ濃度が変化すると中間部の調子が変わってくるので、ベタ濃度の管理は大切。
- ペラ(ぺら)
- 1枚ものの印刷物のこと。または、200字詰め原稿用紙。
- 変形文字(へんけいもじ)
- 文字の上下、左右の比率を変形したもの。平体(横長文字)、長体(縦長文字)、斜体(傾斜文字)などがある。
- 編集(へんしゅう)
- 雑誌や書籍、新聞などの印刷物を作成するために、一定の方針のもとに資料を集め、総括し形式を整えること。
- ポイント
- 「級」と共に活字の大きさを表す単位で、P、Ptとも略す。
1ポイントは0.3514mm。
- 膨張色(ぼうちょうしょく)
- 同じ面積に色を配置したとき他の色と比較して、面積が大きく見える色調のこと。暖色系に多い。
- 補色(ほしょく)
- 加色法によって、二つの色の光を混色して白色になるとき、その二つの光の色は互いに補色であるという。赤(R)とシアン(C)、緑(G)とマゼンタ(M)、青紫(B)と黄(Y)は互いに補色である。または、カラー印刷において、4色のプロセスインキの他に使う特色のこと。
- ポジ(ぽじ)
- ポジフィルムの略。写したそのままの画像が再現される。
- 本刷り(ほんずり)
- 校了になった版を下版し、指定部数印刷すること。
- 本文(ほんぶん)
- 見出し、タイトル、キャプションなどを除いた主要な文章のこと。
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印刷・DTP用語集 あ・か行
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